今まで、数多くのワークショップを開催してきました。
その中で当初、意識していたのは、「解りやすいこと」。
いいかえれば、如何に腹落ちさせるか?
そのために、ワークの目的、理論的背景など、なるべく解りやすく説明し、ワークを終えた後にスッキリするようなデザインを意識してきました。
ある時までは…
とは言っても、今でも、ワークに安心して取り組んでもらう為に、理論的に説明します。
もともと成人学習におけるインストラクターをやっていたので、物事を解りやすく納得させるのは得意です。
でも、それは本筋ではありません。
あるときに、気づいたのは、この腹落ちというものには、落とし穴があるということ。
それは何か?
ワークショップや講座を終えて、感想をシェアする時間。
参加者の数人が「すごく納得して、腹落ちしました。」とシェアしてくれる。
それは、嬉しいものです。
でも、その時、浮かぶのは
「この人の10年後、20年後に今日の事は、何か役に立つのだろうか?」
という疑問。
得てして、スッキリ腹落ちするものほど、その時の満足度は高いけど、なにも残らなかったりします。
なぜか?
頭で理解できること、それは、その人の既存のパラダイムを超えていないから。
想定内なのです。
自分の既存のパラダイムの物事には、怖れがなく受け容れやすい。
だから、納得するのです。
でも、皆さんがいつも繰り返してしまうパターンは、既存の方法で解決できるのですか?
だったら、わざわざひとに聴かなくても、もうやってるでしょう?
それができないから、今ワークショップや講座を受けてるのでは?
一方、既存のパラダイムでは理解出来ない時は、モヤモヤしまくります。
これが、創造にとって必須なのです。
脳の特性の一つに「脳は空白を埋めようとする」というものがあります。
ブレインストーミングなどで、用いるマインドマップはこの脳の特性を利用しています。
脳は、あえて白黒つけない状態で放置すると、その答えを探しに行くのです。
その答えは、その日に出るかもしれないし、1年後、10年後かもしれない。
でも、そのモヤモヤが深いほど、出てくる気づきはパワフルです。
そんな事に気づいてから、僕のワークショップの受講生の数は、2倍になりました。
ただし、身体的人数はあまり変わりません。
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どういうことか?
あるときから、ワークショップで話しかけるのをその人の意識だけでなく、無意識に働きかけるようにしたのです。
なので、意識+無意識で2倍です。
どういうことか?
それは、意識だけに伝えても、その人の行動は変わりません。
なぜなら、その人の行動の大半を支配してるのは、無意識だから。
でも、通常、ひとは、無意識の存在に気づかず、意識と無意識は繋がっていません。
分断されているのです。
だから、自分ではやりたくない行動をとってしまったりするのです。
でもそれは、無意識が選択しているのです。
じつは、我々の行動は、無意識レベルで選択を行っていることが多いのです。
だったら、選択権の強い方に働きかけた方が効果的ではないですか?
家庭にものを売るなら、お財布を握っている方に働きかけた方が売れるのと同じ。
だから、ワークショップでは、この無意識にも働きかけます。
そうすることで、無意識レベルで、その人の行動が変わります。
そこには、努力は必要ありません。
でも、本人は、意識では理解してないので、なぜ変わったのかは解らないかもしれない。
でも、いいんです。
頭で解ったふりして、何一つ変わらないのと、
何だかよく解らないけど、その日から見える景色や身体の感覚が全く違う。
いままで、頭で解ったふりしながら、同じパターンをくりかしてきたんじゃないですか?
今、皆さんは、どちらを選びますか?
既存のパラダイムから解き放たれ、あなたを人生のマスターにするワークショップです。
是非、ご参加下さい。イベントページはこちら。