最近、SNSで見かけた動画です。
ビールメーカーのCMですが、僕は、この動画を観て、涙を流しました。
なぜかって?
この5分足らずの動画には、僕が以前より取り組んできた対立を解明する世界観と一致していたからです。
人々は、自分が意見を主張するとき、ついつい、その意見を自分自身と同化してしまいます。
それが、一生懸命取り組んでいる課題なら、なおさら。
そして、「自分の意見を否定されること」=「自分自身を否定されること」
と錯覚してしまうのです。
だから、必死に自分の意見を守ります。
まるで、自分自身を傷つけられないように、鎧を着て武器を持つかの如く、意見を理論武装し、時には、世論や第三者の意見をも持ち出し、強固なものにしていきます。
そう、それが、強固であればあるほど、いつしか揺るぎなく、柔軟性がなくなるのです。
そして、「自分の意見=自分自身」と「他者の意見=他者自身」との間に断絶を創っていきます。
それは、とても悲しい世界。
それぞれが鎧を脱がず、傷つくのを恐れながら会話をしている。
そんな場が嫌で、僕は3年前に医療を取り巻く問題をテーマにしたマルチステークホルダー・ダイアログを始めました。
そして、今回、「病気さえもGIFTと呼べる世界」を創るために一歩踏み出します。
(詳細は、こちら)
意見を重ねるほど、断絶を作っていく、そんな世界やめませんか?
あなたは、いつのその鎧を脱ぎますか?