ワークショップ・講座

コロナ禍のオンライン化がもたらしたもの

コロナ禍によって、仕事や講座などのオンライン化が一気に進みました。
そのオンライン化への移行も一段落ついたようにみえます。

オンライン化は、我々に何をもたらしたのでしょうか?

様々な事がありますが、大きな事は「時間と空間」という概念を変えたということでしょう。
そもそも、時間と空間は、我々の身体が移動するという体験をもとに作られたものです。
(宇宙空間などでは、感覚が変わってくることからも解るでしょう)

その時間と空間をオンライン化は、一気に縮めました。
しかも身体を移動させることなしにです。
これは、音速旅客機や新幹線などの比ではありません。
江戸時代の人間が現代にタイムスリップしてきた以上のインパクトを我々は、当たり前のように受け容れてしまったのです。

そこに歪みが生じないはずがありません。

この歪みをある方は、SNSで、「遠近感の狂い」と表現しました。
まさに、我々は、進化の過程で四足歩行から二足歩行になったときに、遠近感を獲得したと言われます。その感覚が一気に狂ったのです。

視力が悪くなったのでは、ありません。
しかし、今、SNSで発言を見ていると、遠近感が狂った発言が多くみられます。
どういうことか?

遠近感とは「あちら」と「こちら」がつながっている状態。
言い換えると、世界の表象と自己がつながっている状態と言えます。

しかし、コロナ禍の中、どちらかにしか、つながっていない人が増えたような気がします。
何かを行うことに固執する人か、世界と遮断し、自己の世界へ入り込む人。

それは、コロナ禍で顕著になってきたように思います。
世界は、自己の表象である以上、片方だけでは、何も創れない。
それを表面的なスキルに逃げずに、つながりをとりもどすには?

私は3年ほど前に名刺の肩書きを「つなげる専門家」としました。
つなげるものは、様々です。
でも、何かうまくいってないように感じる時は、必ず、 どこかのつながりを失っています。
つながりを取り戻す旅をご一緒しませんか?

 

Master of Life養成講座アドバンス(連続講座)6月より開催します。詳しくはこちら

 

きっとよくなる前のページ

目標(ゴール)と意図の違いは?次のページ

関連記事

  1. レジリエンス

    木を観て森も観るということ

    「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、「木を観て森も観る…

  2. ダイアログ

    Why?ではなく、What?それはなぜ?

    先日、とあるワークショップに参加した時の一コマ。2人一組でイン…

  3. ワークショップ・講座

    きっとよくなる

    「きっとよくなる」5年ほど前に、我が師が僕に言ってくれた言葉です。当…

  4. NLP

    ノミのサーカス

    「ノミのサーカス」というのをご存知でしょうか?発祥はパリとされ、ル…

  5. ワークショップ・講座

    新たなジャーニーへと

    週末、5か月間にわたる連続講座「レジリエンス・マスター養成講座アドバ…

  6. ダイアログ

    僕の見る憧憬〜出現する未来〜

    数年先の理想の未来を五感を使ってしっかり描くこと、これは未来を出現させ…

  1. レジリエンス

    なぜ、世の中にはたくさんの講座があるのか?
  2. ワークショップ・講座

    「にもかかわらず」からでないと信頼は生まれない
  3. ワークショップ・講座

    なぜ、自覚も無いままに変化が起きるのか?
  4. レジリエンス

    真のマスターとは?
  5. NLP

    手に何も持たない千手観音〜あなたの手はふさがってませんか?〜
PAGE TOP