以前、ブログでもアップしましたが、今日、以前から楽しみにしていた(というより興味があった)メガネ屋さんに行って来ました。
今や、メガネが1万円かからず作れる時代。
そんな時代に、都心から2時間近くかかり、メガネ代も高く、予約が3か月待ち…
そんな噂をきいていました。
と同時に、そこでメガネを創った人が、外の緑を観た瞬間、感動して泣いたと…
数年前から気にはなっていて、最近、メガネが合わなくなってきたので、折角だからと、その店に電話を入れたのが、今年の1月。
予約制と聴いていたので、
「あの〜メガネを作りたいので、予約を取りたいのですが…」と告げると、
「予約を取る前に、色々聞かせて頂けますか?」
とインタビューを受ける。
職業、メガネをいつから使っているか?コンタクトの使用歴?
何が困っている?etc.
これ、予約とる前の段階。
そして、「今の段階で予約の受付は3月○日からとなります。」
これ、3月に来店OKじゃ無いんです。
あくまで、予約の受付の開始が3月ということ。
噂には聴いていたが…
でも、その時の対応がとても誠実で、より興味が湧き、
3月○日に予約の電話、
そして5月の今日、朝一で店に行って来ました。
総武線を乗ること、2時間近く、
ほぼ成田の近く。
駅前にその店はありました。
なんか、メガネ屋さんというより、避暑地の小さなオーガニックカフェみたいな雰囲気。
実際、ここでは、予約すればオーガニックランチが店内で食べられます。
店に入ると、再び、問診表のような紙が。
そこで、目を惹いたのは、「好きな食べ物は?」の欄
確かに、食べ物は視力に大きな影響があります。
ますます高まる期待感。
いよいよ、2時間かかるという噂のアセスメントへ。
通常の器械を使った、屈折率などの検査のあと、
メガネ屋と言えば、の視力検査へ
「右、左、下…」
と答えていき、段々、見えなくなって、
「これは?」
「解りません」
その後、驚愕の一言が
「勘で答えて」
「え?!」
今、何を?
今まで、視力検査は、正確に測定するため、「当てずっぽうはダメ」と思っていました。
この時まで。
後に、説明を受けました。
そこのメガネやさんは
「視力を上げることを目的じゃなく、快適に見えることを目的としていると」
「目で観るので無く、感じて観る」のだと。
あの〜ここ、メガネやさんですよね。
あなた、お坊さんですか?
もしかして、ブルースリー?
衝撃でした。
確かに、我々は、「観る」ということに関して、眼球から得る情報は少なく、わずか9%ぐらいと言われています。
そんな事を思い出しながら、レンズを入れて、外の景色を観ると…
衝撃でした。
景色が3Dなのです。
「何を当たり前の事を」と思うでしょう。
感覚としては、3Dの映画のように景色が飛びこんでくる感じ。
そして、言われたのは、
「見ようとせず、ゆったり全体を眺めてください」
「我々は、いつの間にか見ようとして、対象にフォーカスするあまり、全体が見えなくなる。そして、疲れる。社会と一緒です。」
メガネ屋さんで、よもやこんな深い話が聴けるとは。
そして、実は、くっきり見えたの感じたそのメガネ。もとのメガネと視力自体はそんなに変わらないとのこと。
視方を変えれば、じきに視力も上がって来ますと言われました。
なにかメガネ以上に、いい体験だったな〜。
興味ある方は、こちらへ。