先日、オープンダイアログの一手法であるリフレクティブ・アプローチの勉強・体験会を開催しました。
その模様は、後日アップしますが、
今回は、その導入で話したこと
「組織はなぜ変われないのか?」「会議では、なぜ何も決まらないのか?」
そんな本がありましたが、皆さんはどう思いますか?
ここでは、組織・会議をひとつの人間のように当てはめて考えてみたいとします。
仮に組織君、会議君とします。
組織君・会議君が変われない理由は、皆さんが変われない理由と同じです。
つまり、
変わりたくないから。
「いやいや、私は変わりたいと思っているし、うちの組織も変わりたいと思ってるよ。」
と、皆さんは言うかも知れませんね。
言い方を変えましょう。
変わらない理由は、「変わらないことで守っている(得るもの)があるからです。」
人間に限らず、生き物は変化を嫌います。
環境が変わったり、食べ物が変わることは、生き物にとって、最悪、死を招く怖れがあります。
だから、今、生きている以上(組織で言うなら、倒産してない以上)、現状維持を選択します。
それは、無意識に。
では、変わるときは、どんな時か?
人間ならば、ひとは命に関わるような大病をすると、それをきっかけに変わったりします。
組織に置き換えれば、倒産しそうになった時です。
でも、これでは、危険です。
下手をすれば命取りになるからです。
では、どうしたら、いいのか?
それは、繰り返しているパターンに気づく事です。
これは、システム思考で、提唱される氷山モデルです。
この絵のように我々に見えている行動は、氷山の一角で、その深層には、パターン、それを作り出す構造、その根元となるメンタルモデル(意識・無意識の前提)があります。
ここで、重要なのは、(ついつい構造に行きがちですが、僕も以前は、システム思考は、この高層化がキモだと勘違いしていました)パターンに気づくと言う事。
皆さんの行動にも「ついつい、〇〇しちゃうんだよ。」とか「いつも〇〇という展開になってしまう。」
といった、パターンがいくつかあるはずです。
では、これを組織君・会議君に当てはめるとどうか?
この組織では、「何か決め事をするといつもこうなる」とか、「社長がこう言うと、最初はいいけど、結局こうなる」とかあると思います。
会議君の場合は、「あれ、長いこと話してるけど、また、振り出しの議論に戻ってる」とか「Aさんが言うと、Bさんが反論して、結局、建設的議論にならない」とか。
このパターンに気づく事。
これが1番重要。
そのためには、観察する事です。
何を?
内容ではなく、その場に起きていることを。
そして、自己の中に起きていることを
そして、パターンに気づけば、それはチャンスです。
なぜなら、パターンの深層にはお宝が眠っているから。
先程の、氷山モデルの深層にあるメンタルモデル(意識・無意識の前提)のさらに下には、「変化をしないことで守っている」肯定的意図があるはずです。
それは、まさに組織君、会議君、あなたにとって源(ソース)。
その源(ソース)に繋がることがで、パワフルに展開します。
これは、個人でも組織でも同じ。
自己と向き合い源につながる。
それが、パターンを含んで超えることに繋がります。
あなたのパターンは何ですか?
6/10~11開催のレジリエンス・ジャーニーは、まさに源とつながる旅です。
是非、一緒に旅をしましょう。
参加申し込みは、こちらへ