Why?ではなく、What?それはなぜ?

先日、とあるワークショップに参加した時の一コマ。

2人一組でインタビューするのですが、そのときのルールが聴き手はいわゆる5W1Hで質問をしていく。

ただし、Why?は使わないように!というものでした。

 

じつは、このWhy?という疑問視、問題を掘り下げていくときなど便利なのですが、ちょっと曲者でもあります。

発展途上国の対話の場をサポートする手法でも、ファシリテーターは、Why?を使わないというルールがあったりします。

 

なぜか?(Why?)

 

じつは、このWhy?という疑問視、パワフルな反面、その人の思考・とくに信念に働き変えるため、視野を限局化してしまうことがあります。

 

それが、事実かどうかは別として。

 

とくに対話の最初に頻回に使うと、話は拡がらずに、お互いの信念の見本市となってしまいます。

 

でも、「なぜ?」ってききたい場面ありますよね?

そんな時はどうするのか?

What?を使います?

どうやって?

 

「なぜ、あなたはそうしたのですか?」でなく、

「あなたにその行動を取らせたのは何(What?)ですか?」

という感じ。

 

動機を外在化するのです。

じつは、動機や信念もその人の本質ではありません。

でも、そのパターンを繰り返していくと、いつのまにかその信念は自分そのものと誤解していきます。

そこで、対立が生まれるのです。

なぜか?

信念を否定される=自分そのものを否定される になるから。

 

そこで、What?

 

こうすることで、信念を含めた思考は、その人を切り離されます。

その行動を起こしたのは、あなた自身でなく、あなたの思考がそうさせた。

そうすることで、自己呪縛から自由になり、気づきが生まれるのです。

 

是非、Why?のかわりにWhat?を使って見て下さい。

新しい気づきが生まれるはずです。

今日、あなたにその行動をとらせるものは何ですか?

 

 

あなたが、やりたいと思っている事、一生懸命やっている事は天命ですか?

それが、判るには?そして、あなたの可能性をフルに発揮するには?

そんな講座をスタートさせることにしました。

まずは、1日集中講座を8/27(日)に開催します。

そして、ご希望の方には、天命に向けてのフォローアップ個人セッションも行います。

是非ご参加下さい。申し込みはこちら

 

ノミのサーカス前のページ

世界の中で自分が見たいと思う変化に、あなたが、なりなさい。次のページ

関連記事

  1. U理論

    U理論と信念対立と音楽と…

    皆さん、音楽は好きですか?僕自…

  2. レジリエンス

    あなたの個性、ただの癖ではないですか?

    演出家でフェルデンクライス・メソッドの指導者である安井武さんの言葉です…

  3. ワークショップ・講座

    あなたは人生というタブレットを使い切っていますか?

    映画「マトリックス」などでも題材になってように、我々が現実だと思って…

  4. ワークショップ・講座

    あなた自身が世界であるとは?

    「あなた自身が世界そのものである。」どこかで聴いたことがあるかもしれ…

  5. NLP

    「社会の構成要素はコミュニケーションである」

    「社会の構成要素はコミュニケーションである。」これは、ドイツの社会…

  6. NLP

    レジリエンス・マスター養成講座〜ようやく完成しました!!

    先週末、構想を練ってきた「レジリエンスマスター養成講座〜あなたを人生の…

  1. NLP

    楽になるわけじゃない?〜波に乗ることを楽しむ〜
  2. NLP

    未来から始めるというパラダイム
  3. ワークショップ・講座

    2018年初春、自分の未来を体感してきました
  4. ワークショップ・講座

    あなたは、どのまなざしで観てますか?
  5. NLP

    組織は、変われるのか?〜組織を一瞬で変える方法〜
PAGE TOP