皆さんSDGsという言葉を聴いたことがありますか?
これは、2015年9月に国連で採択された世界の問題を17項目に分け、それぞれ2013年までの目標を提示したもの「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」といいます。
僕らが対話の場を創っている社団法人ダイアログでは、一昨年末に僕らの活動そのものをこのSDGに照らし合わせていくこととし、昨年SDGsをテーマにしたワークショップを開催しました。
その時の参加者の一人がインスパイアされ、SDGsをテーマにしたカードゲームを開発されました。
これが今、大人気で、引っ張りだこだったりします。
SDGsの詳細はHPなど見てもらえればと思いますが、僕がこのSDGsについて個人的にすごく興味を持っている点があります。
それは、「クラスラリング」という概念。
これは、一見異なる結びつき(クラスタリング)がパラダイムシフト、解決の鍵になるというもの。
以前にも、SDGような開発目標はありました。
しかし、以前の開発目標は、個々の問題を個々の専門家で話し合う事が多かったのです。
特に貧困などの途上国の問題(教育、ジェンダー、保健なども)と環境・開発といった問題はSDGsまでは、別の会議で決められてきました。
でも、解決出来なかった。
なぜか?
アインシュタインも言ったように、
「今日、我々の直面する重要な問題は、その問題を作った時と同じ考えのレベルでは、解決出来ません。」
そこで、出てくるクラスタリング。
一見無関係のように見える問題どおしも、実は、繋がっいて、その関係性(結びつき)こそが、解決の鍵になるかもしれないのです。
それは、問題を違った立場から観ると同時に、問題と問題の「間」を観る事になります。
これは、実は遠い昔から言われている事です。
ネイティブアメリカンの口承史を描いた「一万年の旅路」にこんな文章があります。
「我々の中にじゅうぶん知恵のある者がいないときは、多くの者が心を1つにすれば、確かな道を見いだせるかもしれない。」
凄く、当たり前に聞こえるかもしれません。
でも、我々はその当たり前が出来ていますか?
今日、あなたは、誰と話しますか?
2017年7/1(土)〜7/2(日)横浜みなとみらいにてマルチステークホルダーダイアログ
2017年 全体性の旅 〜世界の注目トピックの“今”と“これから”に触れる2days!〜を開催します。
今回は、原発・教育・医療・経済など幅広いテーマを扱います。
是非、ご参加下さい。