ワークショップ・講座

哲学なのか?スキルなのか?〜あなたが学びたいのはどっち?〜

最近「本を読む本」という本を読みました。
この本は、読書の段階を4段階にわけ、それぞれの読み方を解説してる古典的名著です。

その中で、当たり前なんだけど、とても納得したのが、「読者はいま、読んでいる本がどんな種類の本かを知らねばならない。」という項目。

当たり前なんだけど、結構忘れがちで、ついついどんな本なのか意識せずに同じ読み方をしてしまったりします。

 

その本の分類のなかで「理論の本なのか?実践の本なのか?」を分けるということが出てきます。

この2つの違いは大きな違いで、「理論の本」であれば、著者と対話するかのごとく深く意図を深く読み取っていく必要があり、一方「実践の本」であれば、文字通り実践していくための知識を整理しながら読んでいくことになります。

ふと、ここで思った事。

「これって、読書だけでなく、講座やセミナーでもあてはまるな〜。」

僕らが開催したり受講する講座やセミナーでは、この2つの違いが混同されているケースが多いな〜と。

「理論か?実践か?」

言い方をかえれば

「哲学(広い意味での)の講座か?スキルの講座か?」

 

実際には、この2つは、講座のなかで片方だけということはありません。

例えば「U理論」や「学習する組織」(「学習する組織」は組織における最強の哲学書だと言った方がいましたが、そうだと思います。)

これについては、根底に流れている哲学にこそ、大きな輝きがあり、「U理論を使っている」や「学習する組織を活用する」よりは、「Uを生きる」や「我々の組織こそ学習する組織である。」という表現の方がしっくりきたりします。

一方、「〇〇スキル講座」というものは、文字通りそのスキルを学ぶ講座です。

でも、実際には「〇〇理論」を学ぶためには、実践ワークを通してその根底の哲学を学ぶし、「〇〇スキル」を実際の場面で臨機応変に使えるために、その根底にある哲学に触れたりします。

なので、実際には、両方を含むのです。
でも、重要なのは、その比率を開催側も受講する側も把握しているということ。

その意識がないとどうなるか?

「〇〇理論」セミナーにいって、その場ではワークではら落ちしたし、大満足したけど、実際の日々の生活ではどうしたらいいんだろう?…
とか
「〇〇スキル」講座で、やり方は解ったけど、自分はコーチでもカウンセラーでもないので、このスキルをどう役立てれだいいのか解らない…

経験ありませんか?

どちらの講座もセミナーも内容が悪いわけでなく、意識の違いだけなのです。

「哲学」の講座であると意識すれば、受講生は、その哲学を実生活でどう役立てるか?意識しながら参加するし、「スキル」の講座であると意識すれば、逆に表面のスキルをさらうだけでなく、その制作者の意図をくみ取ろうとするでしょう。

これだけで、かなりの違いが生まれるでしょう。

これは開催側でも同じ事が言えます。

このワークは、どちらのためのワークなのか?その意識はとても重要。

この「哲学か?」「スキルか?」は本や講座だけでなく、あらゆる学びにおいて重要な事かもしれません。

 

あなたの今日の学びは
哲学ですか?それともスキルですか?

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